時間がありすぎ日記

ガムシャラに働いた後、関西で主婦生活に突入。時間がありすぎて途方に暮れているので日々思ったあれこれを。

女子校にスクールカーストは存在しない論。あるのはNATION。

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スクールカースト。『桐島、部活やめるってよ』を見たりして自分なりにフンフンと納得する部分もあるのだが、この対談を読んで改めて感じたことがある。

 

やっぱり女子校には当てはまらないよね?

 

いや、あるにはある。遊んでるグループ、イケてるグループ、オタクグループ、みたいな層は存在している。しかし、それがカーストと呼べるかどうかは大いに疑問。なぜならば、そこに異性の目がないから。実際、他校に彼氏がいる女子は少なからずいるのだが、それが校内の権力誇示には全く繋がらない(内心うらやましいと思われてはいる)。そもそも、誰が彼氏持ちで誰が男子と話したことすらないかなんて分からないし、他グループのメンバーのことなど興味もない。

 

むしろ、女子校にあるのはカーストではなく、国境。

 

そして、その国境を明確に示すのがお昼休みだ。昼ご飯を一緒に食べるグループ=自分のNATIONになる。昨日ギャルグループでお昼を食べていたAちゃんが、今日そのグループと食べていなかったら、それは<グループ離脱>を意味し、多くの場合は<ハブられた>ということになる。カーストはなくても残酷さはある。それが女子校。

 

また、国境なのでそれぞれに最も発言権がある人間が存在する。そんな代表者の中での存在感の違いを決定づける要素は色々あるが、一番大きいのはおそらく学業成績だ。この対談では運動神経が重要となっているが、運動ができるかできないかなんて何の意味も持たない。ガリ勉キャラじゃないのに勉強ができる人間は例外なく一目置かれる。なので、ギャルグループの代表よりも、オタクグループの代表の方が学年全体で見ると発言力が大きいということも起こり得る。

 

女子校で人望を得るためには

 

・話の面白さ

・自信に満ちた堂々とした態度

・学力

・不細工ではない程度の見た目

 

があればOK!

 

ちょっとまって…これってよく考えるとモテる男の要素だなと今気づいた。女子校生たちは、自分たちの理想の異性像を無意識に追い求めているのかもしれないな。

 

なお私は、何系とは定義づけにくいグループに属していた。明確なグループ分けに馴染めないアウトローが集まりつつ、必要があれば各グループでハブられた人間を吸収していくグループだったので、最終的には10人以上の巨大勢力となった。比較的成績が良いメンバーが多かったので発言権もそれなりにあり、非常に快適な学生生活を過ごせたが、異性との交流は1ミクロンもない健全すぎる6年間であった…。スクールカーストは怖いけど、やっぱりちょっと憧れるなあ共学!!