時間がありすぎ日記

ガムシャラに働いた後、関西で主婦生活に突入。時間がありすぎて途方に暮れているので日々思ったあれこれを。

ドラマ『コウノドリ』がヤバい。

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気づいてしまった。これは原作を超えている。だって、原作では泣かなかったのにドラマでは毎週ボロボロ涙を流して泣いている自分がいるんですもの。ストーリー同じなのに。むしろピアノのシーンはちょっと滑稽になっているくらいなのに。

 

原作『コウノドリ』は、良くも悪くも冷静な視点を失わない作品だ。客観的であろうとすることに非常に重きを置いている印象で、敢えてドラマチックにならないように配慮している感じだ。出産はデリケートな問題なので、作者の意見といったものができるだけ反映されないように考慮しているのだろう。

 

ドラマもそれは一緒なのだ。特にテイストが変わっているわけでもない。一緒なのに、こんなにも心を揺さぶられてしまうのは、人間が演じているから。リアルな人間の声と動きと感情から表される『絵』は、いやがおうにもこちらの心を揺さぶる。

 

特に今日の中学生の出産シーンはヤバかった(山口まゆ)。「陣痛がきたらいきんでー」の声に合わせたいきみ方がマジリアル。出産現場に立ち会ったからこその演技だったのかもしれないが、本当にマジリアル。私もいきむとき、あんな感じだったのを思い出しちゃった。そして、赤ちゃんがその手から離れたときの泣き方が…あんな可憐な少女のどこからこんな声が出るのさ?というほど低く太く哀しい響きだった。あんなの、マンガじゃ表現できないよ。

 

来週もテレビの前でかぶりついてみようと思う。タオル片手に